いま多くの地方では「選択肢が少なくなっている。」という現象が起こっています。
子供を持つ親として目前に迫ってきているのが、進学時の「どの学校を選ぶか?」という問題です。少子化により学校の吸収合併が進み、将来への大きな一歩と言える高等学校が段階的に減少する流れになっています。
自分の子供の夢を叶えるために親は力を注ぎ、「どうやったら希望が実現するか?」を応援することは子育ての中で一番頭を悩ませる事柄であると同時に親としての手腕が最も発揮できる場面なのかも知れません。
高校時代という多感な時期を「誰と」「どこで」「何を学ぶか」は、今後の人生の方向性を定める上で重要でかけがえのない時間だと思います。そんな中で「地域みらい留学」の話を聞いた時、公立高校の進学に選択肢が増えるという事はまさに僥倖(ぎょうこう)でした。
小国高校の特筆すべき点は「小規模校としての、細やかな教育環境」にあると思います。
少ない人数だからこそ、それぞれの生徒が個性を発揮することで自己の肯定感や有用感を成長させることが出来るのではと期待しています。
小国町の魅力は季節の移り変わりが、非常に多く感じせれる所。四季の移ろいが風景を通して日々感じられるというは、若者の感性を育むのに絶好の環境ではないかと考えます。東北の小さな町に魅力を感じ「ここで暮らしてみたい」と選んでくれた若者たちがほんの少しずつですが増えてきています。さらに若い高校生が来てくれることを考えただけで、胸が高鳴る大人は私だけではないと思います。きっと沢山の人たちが「来てくれて、ありがとう!」という気持ちで高校生活をサポートしてくれると確信しています。もちろん私もその一人になります。